[コメント] 間宮兄弟(2006/日)
だって森田芳光を見てごらんよ。いまだに一緒に遊んでるじゃん。
時にはその遊びが許せなくなるんだけど。でも今回はよかった。
調子がいい時の森田の映画はまず役者の輝きが違うのだが、今回も主役の2人はもちろん、端役に至るまでとても魅力的で、重要で、しかもバランスよく機能していたと思う。
特にと言われると難しいが、あえて言うなら中島みゆきと北川景子が良かったと思う。中島は演技がどうこうじゃなく、間宮兄弟の母親としての存在感に満ち溢れていて素晴らしかったし、北川も後半のスパイスとしての難役をとても上手く演じていた。
また、今回も森田らしい、役者と一緒になっての様々な遊びが垣間見られたが、こういうツボを心得た、完全に映画に溶け込んだ遊びは悪くない。というか、むしろ嬉しい。いつもいつもこういう感じならいいんだけどな、ほんと。
ちなみに私は出来、不出来に関係なく彼の映画が好きで、厳密に言うと14本の監督作を観ているのだが、その平均点は3.78。
これが防御率なら、ベイスターズの先発としては悪くないと思うのだが、どうだろう。 ←意味なし
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