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[コメント] アナザヘヴン(2000/日)

この映画というより日本の映画やTVに対して思ったこと
cupel

なんかねぇ、最近の日本のエンタメ界っていうのは普通じゃないもの=個性みたいな図式がすごく感じられる。逆に言えば普通じゃなければ何でもいいみたいな。演技にしても、映像・脚本にしても。そういうのを見るとすごく違和感を感じるし、個人的にはひいてしまう。

あと同時に感じたことがあって、これは僕だけかもしれないんだけど、僕が日本映画を観るときって、こう、無意識のうちに共感したいっていうか、「同じ風土で育った人間が作る、自国を舞台にした作品」っていう、まあそんなに大げさに捉えてるわけではないんだけど、そういった認識っていうのがあって、だから「ああ、これ分かるなあ」みたいなものを観る前からどっかしら期待しているというか。んで観るわけなんだけど、これが全然そういうのがないことが多い、というより上にも書いたような違和感を感じるものやひいてしまうものがすごく多い。むしろ海外の作品の方が同じ感覚を共有することが多かったりする。そういったことから妙な寂しさみたいなものを日本映画から感じることが僕は多くて、せっかく字幕なしで観れるものでありながら、結果的にあまり日本映画を観なくなってしまっているし、年々離れていってしまっている。この作品を見てこんなことを、残念だけど改めて感じてしまいました。他にもいろいろ思ったことがあるけど、それはまたいずれ他の日本映画を観た時にしよう。その映画を観終わった時にはそれらの思いを抱かないことに期待して…。

(評価:★2)

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