[コメント] 怒り(2016/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
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3人のうち、公開された犯人の顔から1番似てないと思ってた奴が真犯人だったが、まあそれはいいとして、この沖縄パートが飛び抜けて酷な結末だった。
東京パートでは、物別れになってしまったものの、心臓疾患を持つ余命幾ばくかの青年にいっときと言えど心休まる相手が見つかった事は良かったと思うし、妻夫木も母親の事でこの青年にはだいぶ助けてもらった。
千葉パート、家出に親子に彼氏にと色々あったけど、ハッピーエンドと言っていいでしょうここは。幸せになってくれやと。愛妻弁当続けて仲良くねと。
で、沖縄パート。まあ真犯人の居た場所だから厳しい状況になるのは仕方ないにしてもちょっと救い無さすぎだ。好意で麦茶を差し出してくれた人を、見下されただの、仕事先の上司に笑われただのでわざわざ「怒り」文字を血筆して殺人に及ぶなど同情の余地もないが、それとは別に辺野古基地反対デモやらあからさまな米兵レイプだとか、何気にオール沖縄アピールも入ってるのか? でもあのレイプ描写は映画だったとしても見たくないシーンだった。オーィエーじゃねえっつーの「怒り」!
後半はもう登場人物涙多過ぎで徐々に音楽も盛り上がる、、、さあ感動してくれって! いや、レイプ犯の米兵がワンワンと詫びの涙を流してくれたほうがよっぽどスッキリする。 だが現実には日米地位協定・日米合同委員会が立ちはだかる、、、
ならば颯爽と妻夫木が沖縄に登場して米兵を半ば強引に姦通してオーィエーなら許すが。
ラスト青々とした海辺で絶叫する不憫な女の子。やっぱりちょっと可哀想すぎる。
この約一年後に伊藤詩織さんが声をあげた、、、
やるのなら、「怒り2」は彼女が主演だろう。
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