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[コメント] 魔術師(1958/スウェーデン)

どっちでもいい
ルミちゃん

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







酔っ払いの落ちぶれた役者から.馬車のなかで死んだふりをしたけれど本当は死んではいなかった.けれども結局は棺桶のなかで酒を飲んであの世行き.馬車のなかで死んでいても大差なく、どっちにしても死んでしまった.

二人の可愛らしい女の子、君がサーラで、こっちがサンナか、二人共可愛らしくて名前なんかどっちがどっちでもいい.

料理番の女.男が欲しい、男を引き寄せる媚薬を欲しがったけれど、自分を慰めてくれる男が見つかれば、媚薬なんか本物でも偽物でもどっちでもいい.

見るものは見た、知るものは知った、お婆さん.本当に何歳なのか解らないけれど、このお婆さん魔女なのかどうか.最初は気味悪がった女の子、だけどお婆さんに歌を歌って貰って気持ちよさそうに寝入ってしまった.魔女でも、魔女でなくてもどっちでもいい.

手品師の妻.夫の嫉妬の所為なのか男装をしているけれど、彼女は夫を愛しているので、夜、ベットのなかで女性に戻れば、昼間は男でも女でもどっちでもいい.

魔術、それは神秘な力なのか、唯のいかさまなのか、この映画、観てもどっちか解らない.警察署長の妻の本心、それも本当か嘘か解らないけれど、どっちにしても警察署長は妻と別れる気がないみたい.

さて、この映画の原題は顔.おばあさん予言通り首をつって死んだ男は、魔術師の顔が気に入らない、あんな奴は鞭打ち刑ににすべきだと言ったけれど.魔術師は変装していたのだけれど、その変装の姿に想いを寄せた領事の婦人は、首をつった男と対照的と言ってよいのか.魔術師の本当の顔を観て医師は前の方が良いと言い、領事婦人はびっくりして後ずさりしたけれど.けれども顔なんてどっちでもいい、と言うより顔で人を判断してはいけない、と言っているのがこの映画なのでしょう.

どっちでもいいとは、どうでも良い事.どうでも良いことばかり描いたこの映画自体がどうでもよい映画、なのかしら.

(評価:★5)

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