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[コメント] ロック青年(1988/中国)

ロックじゃない。
カノリ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







結構謎なんです。この時期に一応”揺滾”(中国訳でロック)は産まれている。しかも場所はドンピシャの北京だった。

ティエン・チュアンチュアンが揺滾の存在を知らなかったのかと言われれば、どっちともいえないのだけど、映画の製作は天安門事件が起こる前であったから、本当に知らなかったのかもしれない。

一応、主人公がロックダンサーであるという解釈があるのだが、あれはロックダンスではない。普通のモダンダンスで音楽は決してロックではない。実際、”揺滾舞”という語も未だに存在するとは思えない。造語の可能性が強いのではないか。だからこそ、ティエン・チュアンチュアンがどうして『揺滾青年』という題名にしたのかかなり納得がいかない。

映画自体は、淡白な恋愛で締めくくられ、生き方もロックではない。際立つものはない。

(評価:★2)

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