[コメント] ドッグ・ソルジャー(2002/英=ルクセンブルク)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
森の中、見えない敵が襲ってくる、小屋で篭城、限られた弾薬、限られた武器、一人ずつ殺されてゆく仲間、傷を負った仲間が少しずつ敵となっていく・・・・
――って・・・なんだ、ゾンビ映画を狼男でやったわけか。つーか単純に疑問なんだけど、なんで狼男に引っかかれただけで、狼男化しちゃうの?
◇
なるほど、確かに面白い。
低予算なのだろうけども、見せるべき所を心得ている感じで、画面いっぱいに広がる腸と、それを引っ張る犬や、敵に熱湯をぶっかけたり、なぜか剣で戦ってたり、最終的には狼男と殴り合いを演じてみたり――そんな適当な展開は大好きなんだけど、如何せん見辛い。その見辛さが面白さを半減させている感が、なんとももったいない。やってることは凄く好きなんだけどもね。
画面を見づらくすることによって、臨場感を醸し出しているのだろうから、ホラー演出としては割りと正当なのかもしれないけども、やはり俺はバッタバッタ狼男がグッチョグッチョに殺されていく姿が見たかったわけで(え、趣旨が違うって?)。勿論、それじゃホラーになっちゃうから撮影を手ブレさせて臨場感を出したのだろうけども、だからって編集でカチカチやる意味はわからん。カチカチとカットが変わっちゃえば、それはもはや臨場感云々じゃないでしょ。それならそれで、臨場感どうの言うなら、編集でカチカチやらずに長回ししまくってみるって実験をしてみても良かったんじゃないだろうか。
せっかくの映像が、編集で台無しになっているとしか思えない。
あ、あとさ、せっかくだからチェーンソー出して欲しかったな、チェーンソー。そしたら無条件で★4以上なんだけど(笑)
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。