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[コメント] アークティック ミッション 白熊はみていた(2003/カナダ)

いえ、はい、『デイ・アフター・トゥもロー』 観賞後 ⇒ 新聞のとある記事から、北極や南極がやたら気になり出しまして。ちらしの白熊にもやられ。。粗筋をよく読まぬまま、北極か南極のドキュメンタリーで、白熊や、海にそびえ立つ『タイタニック』 張りの氷山なんかを想像し観に行きました。
リア

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







それと、私の身近な夢は、オーロラを見る、流氷の上に乗った白熊を見る、海を泳いでいる鯨を見る。なので、北極には興味あったので。

銀色の世界と言うよりは、真っ白純白と,深い海の世界。

人間を寄せ付けない荘厳な自然。寄り付く人間にはあまりにも苛酷。けれど、北極圏の何と美しい事!!!壮大であまりの美しさに息を呑みました。

北極海北西航路を航海する環境調査船の為、流氷が溶け少なく、航海できる夏の撮影だったので、期待していた、棚氷の一部が溶けじゃっぶーんとなるシーンや、 『タイタニック』 張りの氷山の数々は殆ど出てこなくて、出てきても遠目。まー、ドキュメンタリーだし人命掛かってるから仕方ないかと言った感じです。

そして北極に住む動物達も思ったよりは登場しなくて残念。もっと北極熊の生態等を期待していた。あざらしに関してもそう。

潮の流れや強風,予想外の流氷群等,決断を間違えれば行く先も凍り,後ろも凍り立ち往生と言った、緊迫感や難航は、見ていて良く分かるのに、必要以上にナレーション多過ぎ。しかも何故か不自然でわざとらさ感じたナレーション。

温暖化による地球の変化は、北極等が一番敏感に表れ、犠牲になる様は、分かり易く優しい説明とゆーか、説明多過ぎなナレーションと、映像で本当によく分かったのが良かったです。

半ばからは、フランクリン隊の足跡を辿りながらの旅でもあり、これは予想外だった為、興味深いけど、今日は違うのを期待して観にきたんだよぉ…と思いました。

”二酸化炭素の50倍?もの温室効果があるメタンガスが、北極の永久凍土下に大量にあり、永久凍土が溶け消失するとメタンガスが排出され、地球の温暖化は間違いなく加速する。” や ”メタンは二酸化炭素に次いで地球温暖化に及ぼす影響が大きな温室効果ガスと言われているが、今はあまりまだこの問題が表面化されてないが、近い将来問題に上がるのは間違いないだろう。”は初めて知った事で、本当に、多くの人々が本作を観た方が良いと思わされました。学校で授業で取り上げ、生徒に観せたら良いのに。

大きくて真っ白で、本来なら立派であろう白熊が餓死する現状にはショックを受け,3,40年後にはここは溶けて沈むだろうと表情暗いイヌイット,何千年もかかり出来上がった氷の彫刻も、氷山から溶け落ち、しばらく海を浮遊しながら南へ流れ、数年で溶けてしまう等、心打たれるシーンもあったのですが、総体的に★3です。

地球の変化になれようと、一生懸命泳いでいたトナカイのつがいにはビックリでした。泳ぐんだ!?

ラスト、白熊1頭が氷河から降りて泳いでセドナ号に近づいてきて、泳ぎながら不思議そうにセドナ号を見上げていたシーンや、白熊の泳いでる姿を後ろから追いかけるシーンはとても可愛く微笑ましかった。やっぱりもっと白熊観たかったなぁ。。

04.12.17@ポレポレ東中野

(評価:★3)

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