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[コメント] 四日間の奇蹟(2005/日)

敬輔(吉岡秀隆) ばかりが気になった。
リア

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「敬輔(吉岡秀隆) は不幸」 一概にそうとは言えないと思う。が、私は同情した。

ピアニストとして将来有望で輝かしい時期、希望に満ち溢れていた時期はあったと思うが、ピアノ2で学生時代の思いでもろくになさげで、かなりストイックに生きてきた風に感じ(吉岡秀隆 が演じると尚更そう見えちゃう)

自分の輝かしい未来と引き換えに、千織(尾高杏奈) の命を助けた上、生まれつき脳に障害のある知的障害者の彼女と暮らし面倒を見、優しく見守り、「この人はどこまで・・・・」と、自己犠牲に私には映って…。

こんな人間、本当に居るんだろうか?と思う。ここまで無欲でいられる?と。

これは映画。なのに、この先の敬輔を思い、同情してしまうのであります。

落雷事故で奇蹟が起こり、身体は千織で心は真理子の状態から数日後、真理子の身体が死に、千織の身体から真理子の心がなくなる間際、敬輔がキスをしたのには愕然とした。って言ったら大袈裟だけど、嫌だった。プラトニックラブで良かったんじゃないのーって。 いくら心は真理子でも、身体は千織なんだよ!と。。

その後、意識を取り戻した千織も、何だかちょっと症状よくなってた気がするし、

父(兄)・娘の様な関係に見えた敬輔と千織だったが、千織はどーもそれ以上の感情をこれから抱くのではないかって予感がし、障害者の恋愛・性が頭を過ぎり、敬輔…どーーーすんだろーーー…と気が重くなった。

05.06.11@

(評価:★2)

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