[コメント] 冬の猿(1962/仏)
長らく日本未公開だったという信じがたい事実。
男達は常に何かを渇望したり懐古したりしていて、時にはそれを爆発させないと「男」である事すら止めねばならなくなってしまうのである。監督はそれを良く判っていて、ギャバンの懐古とベルモンドの渇望を等しく「冬の花火」に昇華してしまった。そして猿達はそれぞれの山に帰っていき、渇望を抱えたままの観客はスクリーンのこちら側に取り残される。テーマ曲が秀逸。サントラ必聴。
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