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[コメント] バスケットケース2(1990/米)

大勢の心優しきフリークスの登場によって兄貴の存在価値が薄れた感がある反面、ギャグを連発させた前作を微塵にも感じさせない出来は、逆に見事。ヘネンロッターの職人気質は大したものだよ。嗚呼、素晴らしき兄弟愛…なのか?笑
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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前作から8年が経過。作品は転落事故直後から始まる。そりゃ…8年も経ってれば弟も老けるに決まってるよ(笑)。ちょっと肥えた感じの弟を見てるだけでもおかしいのに、兄貴は相変わらずなんだから面白い。

対新聞記者という構図を早々と切り上げたのも良い。あれを最後までずるずる引きずっていたら、それこそ低評価を下しちゃいます。終盤は一人立ちしたい弟の悶々とする姿がメインとなり、これは言わば前作とは逆だよね。スーザンは窓をぶち破って転落死しちゃうし(彼らは転落しても助かったのに…笑)、弟を探そうと喚きながら邸をうろうろするフリークス君達には思わず笑ってしまった。

ラストは衝撃。いや、笑撃のほうかも…。あの余韻を残した終わり方こそヘネンロッター監督なのかも。

(評価:★3)

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