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[コメント] ブラッディバレンタイン3D(2009/米)

配球会社やら映倫の横槍のおかげで不完全な状態としか言えない作品だ。ま、つるはしをブン回す殺人鬼のインパクトは絶大で、バレンタインそっちのけな脚本を強引に上回る魅力は存在する。3Dは確かに飛び出すし、何よりも奥行きが凄く新感覚だ
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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池袋のシネマサンシャインにてXpand 3D鑑賞。とりあえず、最新技術?が駆使された3Dのようで、世界初公開がまさかのスプラッタ。しかも『血のバレンタイン』のリメイクとは。これは今後も語り継がれていくのかもね。その3D映像だが、予想以上の立体映像に満足。飛び出す!!には飛び出すが、その前に奥行きのある映像を評価したいところ。もちろん劇中には3D前提の演出も数多く存在しており、つるはしがどどーんと向けられたり、内臓が飛んできたり、いろいろと「体感」できるようになっている。でも、90分が限界かなーと。メガネの長時間着用は正直言って疲れるね。

犯人探しというミステリ要素を併せ持つスプラッタ。炭鉱夫姿でシュゴーシュゴー言う殺人鬼のヴィジュアルは完璧。個人的にはジェイソンやらマイケルに匹敵する格好良さだ。その割に個性に欠けるところは残念ではある。

ゴア描写は往年のスプラッタというよりも、ショッキングなグロ描写が重視されていると感じた(「ファイナル・デスティネーション」に代表される、CGを駆使した演出)。昔ながらのゴア好きとしては好みではないゴアシーンもあったが、しっかりスプラッタしてる点は嬉しいところ。

オチは「ああ、やっぱり」という感想しかないものの、健闘していたかなと思う。無理のあるオチ(色々と説明できない箇所が)といえばそれまでだが。3人が対峙する場面だけはチープな演出が爆発(苦笑)。ダチョウ倶楽部かってw

***愚痴***

とりあえず、配給と映倫がつるはしで襲い掛かられるザマを脳内変換。

まず、重要なモーテルでの殺人シーンがざっくりカットされるってふざけているの?バカなの?裸の姉ちゃんとか、小人のおばちゃんが殺されるところとか、何か倫理的に問題があるんでしょうかね。

鑑賞料金が2000円の謎。高すぎる。アホか。(アメリカでも3D作品は価格設定が高めのようだけどベースがね)

字幕上映なし?3Dに集中してほしい?せっかくの素晴らしい技術なのに、今後の3D映画界はお先真っ暗ですね。

北出なんとかって誰?ゴスロリのカリスマ?関係ない。エンドロールまでが映画です。締め括りを汚さないで欲しい。

(評価:★3)

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