[コメント] ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007/英=仏)
ハイクオリティ。演出には終始唸りっぱなし。エドガー・ライトの「マニアック!!」な才能は本物だ。あのゾンビ映画は布石でしかなかったのだ。ただ、若干置いてきぼりを食らった感が…。俺がスーパーポリスになれず、村の傍観者だったからか?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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本当は★を4個あげたい。『ショーン・オブ・ザ・デッド』にはあれだけ熱狂したし…。でも、嘘はつけない…ってことでこの評価を…(まじ悔しいんです)。
ショーンが大ヒットし、ロメロ監督との交流が生まれ、タランティーノとロバロド作品にも参加した英国人。米国の良きエキスを英国流にアレンジし、オリジナリティある痛快な作品がまたしても出来上がっていた。それはそれで唸ってしまった。
しかし中盤あたりから気付いてしまった妙な距離感。詰まらないんじゃなくって、おそらく追いつけなかった。なんかこう、ワクワクしちゃうような緊張感に関しては物足りなかった。ド田舎に左遷するまでは期待を持たせるが、それからというもの、エンジェルが同僚含めて村民とチグハグだったことが純粋なワクワク感・楽しさを失わせている。笑いは散りばめられているし終盤への伏線はたくさん張られているから退屈ってことは決してなかったけれど。
もちろん、まさかのドンパチに一気に覚醒した印象もある。完全にロバロドあたりへのオマージュで笑える。撮影も完璧。
そして連続殺人の理由にしたって、ありゃ完全に80年代のB級ホラーの世界だ(笑)
やっぱり脚本だよ、脚本。悔しい!!!!!
でも、エドガー・ライトとサイモン・ペグのコンビの虜であるってことだけは間違いないんです。彼らの作品への愛情っていうのかな、それは本当に素晴らしい。
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