[コメント] キャビン・フィーバー(2002/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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若者の会話ややり取りが自然で、感染した男性が迷い込んできた以降の演出はなかなか。それは徹底して「アホ」だということ。誰一人、最善な解決策を思い浮かばないあたりが「アホだねぇ」と思わせてくる。モメるし逃げ出すし…あの展開でセックスするかい!というネタにだけは笑わせてもらった。そういう意味で、馬鹿な若者視点はとても楽しめる。
本当の感染源が暴かれなかったのが気掛かり。「そんなもん続編で描いてくれ」というわけにもいかんだろうに…(2006年現在続編はなし)。感染のセオリーも非常に曖昧。水を飲むことによって感染したりするのはよーくわかるが、他が「?」なのだ。そりゃ血しぶきを顔面に食らったら口の中、また目から感染しそう。傷口からも感染するのかも。セックスにしてもゴムを付けてなけりゃ粘膜感染するのかもしれない。この辺を明確に描いてくれたらもっと面白くなったはずではないか。
他にも商店の人間が、なぜあそこまでピリピリしてるのか謎。陽気な爺さん含め、『悪魔のいけにえ』を彷彿。娘なのか息子なのかわからない子供も謎。これは『シャイニング』の「レッドラム!レッドラム!」を思い出させるね。謎は謎だからそのままでもいいんだけど、警察の存在だけは「やりすぎ」感がして邪魔でならなかったような気も。ジェフの死に方だけは非常に拙い。
「やったぜー!俺は生きている!ふぅ…ちょっと喉が渇いたな…ゴクゴク……ん?壁に何かメモ書きが………なになに、感染源は水だった、絶対に飲むな byポール…………そんな馬鹿な!!!!!!!うぐぐぐぐぐぐぐぐ……」
なんてことを期待していた。レモネードオチもまぁまぁ楽しいけどね(笑)
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