それが最後に交じり合うのかと思ったら、一部が微妙に交じり合っただけで、何の解決にもなっていない。話を拡げすぎて、収拾がつかなくなってしまい、蛙を降らせて、無理やり終わらせた感が漂っています。

しかも、死ぬ間際に過去のことを悔いるおじいさんが2人、キャラが被っているため、「お前も浮気していたのか！」という感じで、許すも許さないも、感動も何もあったものじゃない。

薄っぺらい作り話に、役者達が涙を見せ、何人かの人間が死んでいく、それに釣られて悲しい気分にはなるが、それは物語に感動した涙ではなくて、雰囲気に釣られているだけ。

う〜ん、自分には合わなかったなぁ、この映画。 もう少し登場人物を減らして人物をもっと深く掘り下げ、その登場人物全員が最後に何らかの形で絡み合うようにすれば、作品のイメージが変わったかも。

救いは、心優しい警官と薬中の女性との恋話が良かったことぐらい。 酷評ですみません。