[コメント] 女王陛下の007(1969/英)
娯楽映画として一級品だと思うんだけど、それは「007」という枠を外した場合の評価で、「007」としては失敗作なんだろうね。これが不評なら、次回作の『ダイヤモンドは永遠に』に、当時のファンは満足したのだろうか?
紋章学者として登場するときのジョージ・レーゼンビー の紳士ファッション、キルト姿がナイス。コネリーなら似合わなかったろう。でも彼は全然不評だったらしい。聞くところによると、彼は『燃えよドラゴン』の次回作でブルース・リーと共演する予定だったそうだが、リーの不慮の死で製作中止。その後俳優としては鳴かず飛ばず。 ピーター・R・ハント監督も007映画の助監督から昇格して、手堅い演出をしたがやっぱりその後鳴かず飛ばず。 撮影のマイケル・リードも的確な色彩、画面構成でいい仕事をしている。特にクライマックスのヘリ襲撃では雪山で悪条件にも関わらず、ヘリがいつも画面上いい位置で飛んでいる。しかし彼も(以下略)。 ひょっとして呪われてるんじゃないか、この映画。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。