[コメント] 折れた矢(2012/韓国)
こういう映画って困るんだよなあ。司法の不正と警察捜査の甘さ。国家権力との癒着。韓国事情のそのひどさに新たに驚くとともに、映画がその事実そのものに導かれ過ぎ、映画本来の魅力をなくしかけていることに少々唖然。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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この教授の勉強熱心で、弁護士などいなくても十分裁判をやってのける秀逸さは十分理解出来た。でもその面白さを見る映画でもない。飲んだくれのハチャメチャ(僕はそれほどでもないと思ったが)真正弁護士の人生を見るでもない。映像に表れているのは不正な権力のエゴのみだ。
いやあ、十分解りましたよ。警察のひどさは云十本(言い過ぎ?)の作品で十分理解している。司法の国家権力との癒着も結構映画で見させられている。
確かにひどいと思う。こんなことあってはならないと思う。でも、この作品はそのプロパガンダのための映画なのか。そうスタッフは思っていないはず。そういう部分が哀しいかな、見られなかった気がするんだ。
だいたい裁判官にボーガン銃を付きつけたのは事実だろう。裁判官が外傷を負わなくとも、そもそも僕はその事実は大きいのではないか、と思うのだ。
アン・ソンギはさすがいい演技をしています。それを楽しめただけでいいか、、。
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