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[コメント] マン・オブ・スティール(2013/米)

明るいアメリカを象徴するスーパーマンが帰って来た。と思いきや、クリストファー・ノーランの影響か、暗いですわ。翳りあり過ぎですわ。壊し過ぎですわ。でもさすが、新スーパーマンは時代に沿って高速だ。そして暗〜い物語を語り始めるのだ。
セント

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







最初ヘンリー・カヴィルの顔を見て驚いた。暗いのです。ヒーローに見られる明るさが皆目ないです。どちらかというと悪役に向きそうな顔です。いわゆるスター性はあまり感じられません。スターに見られる甘さが全くないのです。

ノーランはそれが狙いなのでしょう。でも2時間半。半端じゃない最新宇宙ショーを見て息つく暇がないというのはこのことを言うのではないでしょうか。延々続く宇宙ショーが全く途切れないのです。一息つく所がないのです。

でもそれは贅沢というもの。これだけ半端じゃないお金を使い、最新の映像を我々に見せてくれる、これは映画ファンとしては文句を言えません。最高です、と言わざるを得ません。

でもセットとはいえよくこれだけ一般人の住む街、ビル群を破壊しますね。人道的にこれでいいのでしょうか、な〜んて小心の吾輩は苦しみます。

ラスト、いつもの新聞記者クラーク・ケントがそこにいる。険しすぎた目にはあの黒ぶちの眼鏡が。とんまで明るいケントがそこに戻っていた。

さあ、新しいスーパーマン・シリーズが始まる。結局アメリカ映画ってこれを繰り返しているんだよネ。

(評価:★4)

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