[コメント] ルート225(2005/日)
不思議なファンタジー映画だ。何かいろんな解釈のできる映画で、兄弟でねじれた世界に迷い込んでしまうわくわくする物語だ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
だが、両親のところに帰れないのか、両親がいなくなってしまったのか、このねじれは何なんだろう、と映像を見ながらみんな頭をひねる。
海があること、事故死した女の子が生きていること、高橋由伸が太っていること、、この3つがまたもとの世界に戻れるキーなんだと思いずっと考えていたけれど、全くそれらは種明かししてくれない。
ドラマは成長した二人の明るい顔で終わる。二人それぞれ離れ離れになるというのに、、。
何か乙一の「So-far」(映画では「ZOO」)が両親がいるのに見えない子供の話であったが、それを思い出してしまった。
別れというのもいつかは経験しなければならないものである。試練でもある。
僕らの周りの世界でもこのようなことはざらにあるのではないか。
今僕らがいる世界だけが本当の世界でないかもしれない。
今僕たちが生きている世界と同時進行に同じ人間が別の世界で生活しているのかもしれない、、、。
とか、いろんなことを考えてしまう、面白い映画だ。
後々忘れ得ない映画となろう
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