★4 | ギター弾きの恋(1999/米) | アレンにしては画面が美しい。いつもはセピア調。謙虚に愛の本当の姿を訴える。やはりジェルソミーナっぽい。恥ずかしいから伝聞風に表現した。でも何と言ってもショーン・ペン。 | [投票(2)] |
★5 | やさしいにっぽん人(1971/日) | 青春時の私の大好な映画の一つ。緑魔子の絶頂作、東の最高作。子供が出来たときオトコが聞く。「誰の子?」すぐ魔子さん。「私の子よ。」 この映画を見れば当時の若者が何を考えていたのか分る。 | [投票(2)] |
★5 | 鬼火(1963/仏) | 20歳ごろ見たときは弱弱しい一人の孤独な男の数日のスケッチと思ったが、最近見てみると、自意識過剰な男の能動的な死に方に大分印象が違っている事に気付く。これは年齢のなせる業か、、、。 | [投票(2)] |
★5 | 廃市(1984/日) | 俳優陣は一緒でもちょっと一線を画した大林文芸映画。他の方もそうですけど私も柳川に憧れわざわざ旅しました。(原作は勿論)。日本の滅びの美、心。素晴らしいです。 | [投票(2)] |
★5 | 全身小説家(1994/日) | ドラマより事実の方がどれだけ面白いか、また怖いかそれを映画で表現してしまう。2時間ずっと興味津々で見てました。ちょっと好奇心いっぱいでしたが。 | [投票(2)] |
★5 | オープニング・ナイト(1978/米) | 女優冥利に尽きる映画です。ジーナの人間としての大きさ、生きる苦しさを舞台に立つまでの時間に体現した。ジーナはホント素晴らしいスケールの人間だと思います。また、それを横で優しいまなざしで見ているカサベテスも。 | [投票(2)] |
★4 | リトル・ダンサー(2000/英) | 「ブラス」を思い出しますなあ。イギリス映画は地味だけどしっかり作ってます。日本も映画作り原点に戻ればと思います。国情はいま似通っているのかも。(アイボリー系もいいけどね) | [投票(2)] |
★4 | 衝動殺人 息子よ(1979/日) | これは珍しく(芸術監督としては)今ようやく取り上げられてきた被害者・被害者家族の人権を訴えた映画です。指摘は周りの社会環境の冷酷さにまで及んでいる。木下の良心を感じる最後の佳作。 | [投票(2)] |
★4 | マッドマックス(1979/豪) | メル・ギブソンが、寡黙で、希望を喪失してからの噴悶した行動が全て。鋭くこの世の矛盾を体現したエネルギーで充満していた。きりっとしたまだ若者だったギブソン。世界のヒーローでもあったのに。今は、、、、。 | [投票(2)] |
★3 | ロゼッタ(1999/仏=ベルギー) | 手ぶれというか話す人ごとにカメラが動く。今こんなの流行ってるの?目が痛くなるし、苛苛しっぱなし。フランスでもホームレス(日本のとは大分違う)キャンプがあるんですね。カンヌも落ちた。 | [投票(2)] |
★4 | インサイダー(1999/米) | こういうのが商業映画になる所にアメリカの懐の深さを感じる。ラッセル・クロウ最高の演技。奥さんは何故旦那を見放すんでしょう。これもアメリカ的なんでしょう。 | [投票(2)] |
★4 | ラルジャン(1983/スイス=仏) | 若いときからブレッソンを見ていますが、これだけが波長がまったく違っています。静謐さがない。暴力的。余裕がない。遺作なんですよね。 | [投票(2)] |
★4 | 山の郵便配達(1999/中国) | 自然のようで、作ってる。父以外は俳優さん丸出し。素に徹したほうがスケールも大きくなったはず。また説明しすぎ。勿体無い。感動作ではある。 | [投票(2)] |
★2 | ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000/英=独=米=オランダ=デンマーク) | この映画かなり不快です。ただ普通の人間が殺人を起こしてしまう心理過程は納得出来た。ラストも音だけでよかったのでは。涙が一滴も出なかった。後味悪し。 | [投票(2)] |
★5 | 羅生門(1950/日) | 大体、小品なんですよね。ですから、そんなにプロットはあるものの深く掘り下げていない。そこで膨らみが生じた。何と言っても雨と木々と光です。宮川映画です。 | [投票(2)] |
★5 | HANA-BI(1997/日) | 母に会いに病院に行きますね。そのシーンがぴかいち。あとは、武の絵画展。映画はその説明。最後は甘くなったので厳重注意。 | [投票(2)] |
★4 | アメリカン・ビューティー(1999/米) | アメリカ映画にしてはしっかり作ってますね。娘の女友達とか感心するところもあるんですが、やはりラストですよね。 [review] | [投票(2)] |
★5 | アポロンの地獄(1967/伊) | まず、色彩が断然斬新。キレイ。その中で物語が進むが、最後自らの目を刺して歩き回るオイディプスは、急に現代に変わり現実に僕達の苦悩になる秀逸さ。最近そういうスケールを持ったドラマは見当たらないですよね。 | [投票(2)] |
★5 | アデルの恋の物語(1975/仏) | イザベルアジャーニのベスト。愛にと言うか、憑き物に憑かれたと言うか狂ってしまうまでオトコを愛してしまうオンナを演じてしまう。相手は完全無視なのでほとんど一人相撲。そんな嫌なオンナを演じた。 | [投票(2)] |
★3 | 金の糸(2019/グルジア=仏) | 日本人にはわからないソ連圏の圧政時代を生き抜いてきた人たちの絶え絶えの息遣いがそこに聞こえる。もう老齢に達してしまった彼らこそまだ未来はあると考える。一つの国の過去と未来を覚めた感覚で見据えた遺言とでもいえようか、そこには苦渋とかすかな喜びが見える。 | [投票(1)] |