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セントさんのコメント: 点数順

★4レイジング・ブル(1980/米)かなり水準の高い映画。白黒だけど映像はホント美しい。ある阿呆の男の一生といえばそれで終わりだけど、嫉妬深くて切れやすくてそのくせ寂しがりやな男て近代的日本人の典型じゃなかったっけ。そういう普遍的な男の生き方を追うカメラ。凄い。[投票]
★4スコルピオンの恋まじない(2001/米=独)楽しいねえ。相変わらずのエスプリに目が細まるが、こんな魔法を堂々と持ってくることが、うーん、さすがと感心。ものすごく生き生きとしたアレンものになった。最後の落ちに完璧にやられました。かなり娯楽度も完成度も高いです。[投票]
★4ダイ・ハード3(1995/米)今見てよく分かるが007なんだよね。時代が変わってお色気を抜いて現代的にアレンジしてるけど、展開とあの漫画チックな構想はまさにそれ。人間のアクション映画に望むものって古今東西変わらないんだね。作品的には充分楽しめましたよ。[投票]
★4ペッピーノの百歩(2000/伊)イタリア、シシリーでは有名な人なんだろうなあ。前半の1時間はアジテーターが多く、人間的にも見るべきところはなく退屈だったが、後半仲間の「アジだけではでは心が通じないぞ」の一言から本当の連帯を知るあたりから俄然面白くなる。 [review][投票]
★4日本列島(1965/日)反国家権力をストレートに描いた今でも充分な問題作。白黒の映像に日活の演技派俳優の生き生きとした演技が見もの。まあ、ハナシはGHQ時代の日本の黒い霧のダイジェストなんだが、権力に屈しないぞという議事堂を背景のラストは爽快。[投票]
★4砂と霧の家(2003/米)何でこういうことになるの?というのが素朴な感想。でも、その間にアメリカの他民族排他意識、危ない保安官の一面、グータラ女の生態などが美しすぎる映像で厳しく暴かれてゆく。 [review][投票]
★4ねむの木の詩がきこえる(1977/日)子供たちの絵画が僕の涙でにじんでしまい目の中で水彩画になってしまった。ひとがひととして立ちすくむ瞬間。その年のベストだったと記憶している。[投票]
★4個人教授(1968/仏)甘美なF・レイのスクリーン・テーマ。思春期の猛々しい性欲に悩む少年に映る熟し切った年上の人。それだけで1編の映画になります。しかも女には勝負出来そうもない大人の男のレーサーがいた、、。 [review][投票]
★4波(1952/日)50年前の映画ではあるが、人の生きてゆく道、女性不信、流れ行く歳月、、。ゆったりとした流れのもと、人間が生きてゆくことのもがきを淡々と川の波のように語ってゆく。人生って、そうだね、こんな大河のようなものなのかもしれない、、。[投票]
★4ビハインド・ザ・サン(2001/ブラジル=仏=スイス)領土(土地)と殺戮(仇討)、延々と続く抗争。これは隣近所から世界へと跳んでも今でも解決の出来ない難問なのである。まさに人類の歴史と言ってもいいのだろう。この話を寓話的にブラジルの太陽と海を背景にシンプルに描き切った。類似的ではあるが、、。[投票]
★4FLY,DADDY,FLY フライ,ダディ,フライ(2005/日)かなり、漫画っぽいなあ。これって、「GO!」の原作者だよね。というと小説なんですか。何か感じが「電車男」と似てるよね。特に周囲の人たちの描き方が。だから大いに気に入りました。心情は同じところなのかもしれない。 [review][投票]
★4アンナとロッテ(2002/オランダ=ルクセンブルク)ヨーロッパにおける人種と戦時中の国籍とか日本では考えにくい題材が基本なので、運命に翻弄される双子の女性の哀しさが良く伝わってくる。 [review][投票]
★4マラソン(2005/韓国)意外と淡々と自閉症のいる家族の苦悩と再生までを感情を抑えながら描き切っている。プロアスリートとの葛藤もじっくり丁寧に時間をとり好感。母親の気持ちがくるくる変わるのでわざとらしさも感じるが、まあ出演者の演技が素晴らしく許される範囲。 [review][投票]
★4ハンガリアン(1977/ハンガリー)戦争で一度も勝ったことのない国。ボヘミアン。家族愛は誰にも負けないか。彼らの虐げられた苦難の歴史をベースに、人間の営みの根本を探った叙事詩。やはり力強く、素晴らしい。[投票]
★4埋もれ木(2005/日)小栗はまさに映像作家であることを再確認。映像と映像の間もりりしいぐらい的確だ。後半は美術が主役といってもいいほどワールドが画面を押し開いてゆく。素晴らしい映画世界。 [review][投票]
★4竜馬の妻とその夫と愛人(2002/日)ロングショット多用の新映像に驚かされるが、そこにはもう市川の爛熟さえ伺われる余裕、ワールドが展開される。まあ、坂本病に取りつかれた人たちの歓喜のさま、それは現代にまで続いている。市川の亜流と思える作品なのだが、実力一級品。[投票]
★4罪と罰(1983/フィンランド)カウリスマキの罪と罰。うーん、こうアレンジしてしまうんだね。とても面白く感心して見ました。タッチはいつもと同じ。うれしいね。このペーソス大好きです。文学ものでも味わい深い人生を感じられる映像にしちゃうところが憎い。いいなあ。[投票]
★4ホームドラマ(1998/仏)面白い。さすが、オゾンのセンスが十分伺われる作品。パゾリーニの「テオレマ」に酷似しているが、あちらは神と交わるという大胆なテーマだったが、まあネズミにしちゃったところがオゾンらしい通俗性を感じる。やはり才気煥発ですね。[投票]
★4折り梅(2001/日)アルツハイマーを描いて暗くなりがちなテーマを特に後半は人間の心のあり方にまで入り込み秀逸。映像、演技、演出もとにかく立派。完璧な出来。凄惨な展開にならないところはいいが、優等生過ぎ、かなと思うのは自分の包容力のなさでしょうか。[投票]
★4火山高(2001/韓国)結構楽しんじゃいました。ワイヤーもみんなそれ以上訓練しているから美を感じるぐらい。今見ると後に主役になった人ばかりだし、脇役も演技派常連で固めてる。一番いいのは女性に至るまでアクションが真剣。気持ちを買いたい。[投票]