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セントさんのコメント: 更新順

★4さよなら、さよならハリウッド(2002/米)上質のコメディーというか、映画を通してまだ何か伝えたいことがいっぱいのウディ・アレン。終わってみればいつもと同じパターンなんだけど、いい女と好きな女の好みがまったくよく分かるね。いつまでも後戻りしてる少年のつぶやきが聞こえそうだ。[投票]
★4サマリア(2004/韓国)聖女という主題をキム・ギドクは執拗に描き続けている。今回はセックスを通じて心を与える、という現代の信仰とそれを理解しようともがき苦しむ娘と父親の葛藤。何かを信じることが現代でも必要であるかのように、、。 [review][投票(2)]
★2シベリア超特急5(2004/日)お話は聞いておりましたが初めて拝見させて頂きました。この映画専門のオタクだけがぞっこんになるその手の映画なのでしょう。映画ファン向けのパロディーは少しセンスが悪いし、演技もみんなぎこちない。 [review][投票]
★4非情の時(1957/英)どれだけ踏ん張っても絶対に物証がない殺人事件。明日は死刑執行。24時間でアル中の父親はどんな解決を僕らの前で図るか。プロットが単純なんでスリリングだった。演技の冴えもあり一気。あのラストはされど衝撃的。[投票]
★3ドッジボール(2004/米)B級映画では意外と拾い物もあるが、これは評判よりはまったくもって普通の出来のお馬鹿さん映画。欠点を言ったらきりがないが、それでも乗れないB級映画もスポーツものでは珍しい。それでも前半は、丁寧な作りだったが、、。 [review][投票(4)]
★3ベルンの奇蹟(2003/独)「父帰る」は親子の不和へのプロセスがスリリングだったが、この映画は逆バージョン。サッカーを通して家族の絆を時間をかけて取り戻してゆく。やはりこの映画はドイツ人のための映画。ラストも盛り上がるまでは行かなかった。[投票]
★4コーラス(2004/仏=スイス=独)この手の話はやはりいい。教育って言葉はあまり好きじゃないけど人が人を教えてゆくことは実に大切なことなんだ。この先生はでも、立派でない部分もあるのが現代的。すばらしい音楽の世界に導かれラストも粋だね。 [review][投票(4)]
★3愛の神、エロス(2004/米=伊=香港)ウォンカーウェイのパーツはすばらしい。これだけで3時間は見たいぐらい。C・ドイルの豊穣な絵画映像。今回は色彩より光と影が主体。一瞬に生きる男女のうごめきを描く。コン・リーの相変わらずのあでやかさ。仕立て屋の凛々しさといいもう絶句。 [review][投票(4)]
★4CODE46(2003/英)演技はお二人のどっぷり愛の世界。但し近未来の話なので、権力の配下に個人の自由も制限されている。それは恋愛、出産さえ適合不適合が求められる世界だが、かえって愛の自由さが浮き彫りになり潤沢な愛の物語を形成してくれる。一風変わった秀作。[投票]
★5ソウ SAW(2004/米)低予算丸出しの映画なのにものすごい熱が感じられる1級ホラー。いやあだまされましたです。ぞくぞくする怖さと見てはいけないものを見てしまう荒々しさも存在しそこが魅力だ。早く殺せばいいのに、変にじらせるところはけしからんが、とにかく無類の面白さ。[投票]
★3ジェリー(2002/米)面白いけれども長い。長過ぎる。敢えて葛藤もないままこの二人の道行は終わりを告げる。映像は美しいが二人の心象を投影したものではない。小品なんだろうけれど、スケールの大きな映画ではないと思う。[投票]
★4永遠の語らい(2003/ポルトガル=仏=伊)ゆったりと西洋文明を船旅で贅沢にのたまっているうちに現代がすぐそこに迫って来ていた。その現代とは、、。映像でこんな現代論も面白し。ただし観客もそのペースに合わせる忍耐力は必要。[投票(1)]
★4英語完全征服(2003/韓国)いやあ、最初から楽しいギャグ風アニメなんか多様して客を乗せてくれるワイ。どこにでもある女の子の現実と甘い夢を英会話教室で楽しませてくれる。最後まで退屈しなかったのはやはり脚本と演出の妙なのかな。チャン・ヒョク、芸の幅を見せてくれる。加点。[投票]
★4甘い人生(2005/韓国)作品の中身はまったく甘いものではなかった。何か昔のフランスか日本映画の香りのするハードバイオレンス純愛映画である。韓国映画では心境地なんだろうけど、この手に映画は昔のほうがわんさある。でも、最後まで一気なのは見ていてスカッとするし、 [review][投票(1)]
★4放浪記(1962/日)映像がピシッと引き締まっているので、貧乏と男で苦労する女の生活が動的で見事だ。高峰の林芙美子にぴったりの演技、驚く。あの、今まで顔に似合わないと思っていた声がドンピシャ。廻りの脇役陣の豪華さも手伝いすばらしい映画を見せてくれる。想像以上。[投票(2)]
★3バッド・エデュケーション(2004/スペイン)前2作が人間の命のいとおしさを描いたスケールの大きい素晴らしい映画であったのに較べ、本作はいかにも私小説、いやアルモドバルの独りよがりの独白めいた愛欲模様が主となるメロ映画風。映画的高揚は感じられず疲れまくる。 [review][投票(2)]
★4Shall we Dance?(2004/米)何か良き時代の映画を見ている、映画そのものをわくわくさせる楽しさというのかな、そんな忘れていたものを感じ取り感動した。J・ロペスも冒頭の孤独感が美しく、R・ギアは相変わらず格好いいし、映画全体の暖かいモチーフが素敵だ。 [review][投票(2)]
★3コンスタンティン(2005/米)思ったより聖書がらみの押し問答が続く風変わりなアクション映画だ。で、そのアクションも意外となかったのだよね。西洋ではどうしてもこの手の映画は宗教的説明過多にならざるを得ないのかなあ。でも、そこがこの映画の面白いところであり、魅力なんだよなあ。[投票(1)]
★3再見〈ツァイツェン〉 また逢う日まで(2001/中国)うーん、泣かされましたけれど、なぜかこの映画作為的なものが匂う。ラストといい、ちょっとこの映画のつくりはいかんなあ。回想の家族シーンだけは全編いい。[投票(1)]
★4ションヤンの酒家〈みせ〉(2002/中国)好きだなあ、この映画。家族とその血。生きること、人を愛すること、生活すること、そんな当たり前の人間の営みがかなりセンスのいい映像で描かれている。何気ない描写にも演出の切れが随時伺われる秀作。[投票]