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セントさんのコメント: 更新順

★4ブラックバード 家族が家族であるうちに(2019/米=英)相当裕福な、周囲に家一つない大富豪の敷地に建つ一軒家。老人が野菜を栽培している。自給自足しているようだ、、。 [review][投票]
★4茜色に焼かれる(2021/日)出演者がマスクをしている。いわゆる現代、まさに今の映画である。2極化した日本の現実。もちろん、弱者の方が圧倒的に人数は多い。その弱者たちからの目線で現代の問題点を切り取った映画と言えようか、、。 [review][投票(1)]
★4逃げた女(2020/韓国)お気に入りのホン・サンスの新作だ。何気なくただ映像だけを見ていると、普通の、夫の出張中に3人の友人を訪ねるロードムービーになってしまう。何か不思議な映画だけどこれがベルリンの監督賞?と思ってしまう人もいるに違いない。 [review][投票(2)]
★4ライトハウス(2019/米)モノクロ、ほぼ正方形の古めかしい画面、荒れ狂う海の波間とともに二人の灯台守の葛藤が展開される。 [review][投票(1)]
★3グンダーマン 優しき裏切り者の歌(2018/独)東ドイツ時代の思想スパイに巻き込まれたミュージシャンの実録版。思ったより深刻さは映像からは感じなかったが、音楽シーンのすごさに圧倒される。政治映画というよりむしろ音楽映画だ。 [review][投票]
★4くれなずめ(2021/日)この手の話は誰もがどこかで経験している題材で、観客への訴求感は強い。しかも松居の思い入れが全編に流れており、いい作品となった。 [review][投票]
★4雲ながるる果てに(1953/日)特攻隊員の出撃前の本音に辿る2,3日のできごと。でもそれは重く懊悩地獄。美談で逃げごまかしていたこの手の映画では、かなり異色の作品ですが、上層部への作り手側の敵意がむき出しなのは賛否あるところ。とはいえ、特攻は死刑と何ら変わらない絶望だと自覚す。[投票]
★4夏時間(2019/韓国)ほとんど知らない俳優陣によって演じられるある夏のできごと。ある家族の日常はどこにでもあるかのような親近感さえ覚えるが、ひとつひとつが濃密な陰影を帯びていることに気づく。そう、退屈で明日を予見できないこの現実こそがドラマなのだ。[投票]
★3麦笛(1955/日)懐かしい俳優陣が目の前に。舞台が倉敷らしいので、当時の面影を反芻しながら、何やらいい時代の映像を見続ける。 [review][投票]
★3狼をさがして(2020/韓国)監督は韓国人だが、対象とされるのは連続企業爆破事件の受刑者たち日本人である。私とほぼ同世代であるが、彼らは反日という名のもと国家権力に牙を向けていた青年たちである。 [review][投票(1)]
★3ある殺人、落葉のころに(2019/日)三澤拓哉、作品は初めてです。19歳ごろの青年たちのモラトリアムというべきか、精神的には少年たちのグダグダ感が全編を覆う。それはある意味、現代の青年の裏返しの世界なのであろう、自分の世界を捉えられないもどかしさを感じる作品であった。[投票]
★3パプーシャの黒い瞳(2013/ポーランド)ジプシー一族の生態を世に知らしめた映画と言っていいのだろうか、アンタッチャブルの実態を切々とモノクロの実に美しい映像で語り上げる一代詩。ポジティブな主張があまり見られなく、背景の困難さが垣間見える。[投票]
★3痛くない死に方(2021/日)人間がいつかは辿る死。その最終過程の医療では標準治療と在宅医療とがある。本編は在宅医療を通して二人の患者を見つめている。 [review][投票]
★5ノマドランド(2020/米)アメリカンドリームを見てきた吾輩にとって、この映画はまさに衝撃的でした。映画の世界で、いよよ現実を直視する時代が到来したかのようです。また、こんなにじっくり人間を見つめたアメリカ映画も実に稀有です。 [review][投票(4)]
★4ミナリ(2020/米)何気ない通常のどこにでもある家族映画なのだが、分断という大きなテーマが底流に流れていることに気づく。 [review][投票(1)]
★3藁にもすがる獣たち(2020/韓国)チョン・ドヨン、チョン・ウソンという超一流俳優が共演、というだけで見てしまう吾輩。話の成り行きからこれは面白くないわけがないわい、とイキがって映画館へ。 [review][投票(2)]
★4心の傷を癒すということ 劇場版(2020/日)真剣に人間を見つめるまなざし、カメラ、俳優たち、そしてスタッフたち。この汚れてしまい、まるで奈落に進みゆくような現代において一脈の光を放つ秀作です。 [review][投票]
★3天国にちがいない(2019/仏=独=カナダ=カタール=トルコ=パレスチナ)映画評論家の間ではなかなか話題の作品で、批評家連盟賞なども取っている。こういうのには僕は弱く、映画歴長いのだけが取り柄なのだが、すぐ見てしまう。さて、、 [review][投票(1)]
★4おもいで写眞(2021/日)原作、脚本、監督とやってのけた熊澤尚人に拍手したい。とても地味な内容であるものの、さらりと人間の見据えた空気感を表出した映像は実に心地よい。忘れ去られ置いてけぼりの老人たちにも、どっこい一つの人生がきらめいているのだ。佳作です。[投票]
★4聖なる犯罪者(2019/ポーランド=仏)ポーランドから久々の秀作。 [review][投票(3)]