ドラマ（Drama）とは、「登場人物の行為・行動を通して物語を紡いでいく、芸術表現の一形態」（by ウィキ）。

この映画を観て、 昨今の、単にストーリーとして話を盛り上げて行こうとする、 うすっぺらい映画のあり方に、 自分が不満だったことに気づいた。

「30年ぶりに結成されたオーケストラが海を渡って 大成功をおさめる」なんて、 あらすじを一言で言ってしまったら、 まるでありがちな「楽団再生のお涙頂戴」じゃないか。

しかし、しか〜〜〜し。

ストーリーありき、ではなく、

ちゃんと「登場人物の行為・行動」がストーリーを作っていく。 逆じゃないんですよ。 それもとんでもなく感動的なやり方で。

そこには「ドラマ」がちゃんとあった。

そして、

そこにチャイコフスキーがジャーーーーン！！！！と 鳴り響くわけですよ。

あとはもう、ダラダラ涙を垂れ流しでした・・・・。