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[コメント] 無法松の一生(1943/日)

「オレの心はきたない」。ラスト間際のそのセリフで、打算にまみれたわが身は悶絶。何てこと言うんだ!
くたー

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







あんなに無垢で美しい心根に鞭打つ姿の痛々しさ。哀しい結末とはいえ、松五郎の亡骸の上に優しく降り積もる汚れなき雪に、「救い」を感じずにはいられなかった。

個人的にはまさに「この人物にこの映像表現アリ」といった感じ。どんなに荒ぶれても、とりまく風景のどこかに優しさが滲み出ている。フィルムがボロボロになっても、そういった「輝き」は全く朽ちていない。素晴らしい映画だと思う。

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※本当に書きたいことが別にあったので、あえて書き直しました。投票頂いた方、申し訳ございません。。。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)りかちゅ[*] 甘崎庵[*] べーたん[*]

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