[コメント] 気狂いピエロ(1965/仏)
面白い!と、言ってみたいけれど、正直、面白くはない。
だいたい、Godard 評論をやっている連中は、この作品を一番としている人が多いし、興行成績もたしか一番だったはず。本もたくさん書かれている。
しかし私には、哀しいかな、ほとんど何も響いてこないんだな。映像はとぎれ、音楽はとぎれ、モノガタリはとぎれ・・・虚構を虚構と叫ぶことがそんなに重要なのかな?
引用について、いちいち解説してる本とか(特に日本では)多いのだけれど、それに意味があるとは思いがたい。それこそ“文学的”で、ダメですよ。文学的にやりたいんだったら、やっぱ、ゴダールという枠を捨てないと。だから時代や歴史、という意味で見直せば、評価すべき点はたくさんある。
でも私の興味は、ゴダールの手段にあるからこそ、結節点程度の評価しかない。
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