コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] おとなの事情 スマホをのぞいたら(2020/日)

まずはネタバレにならない苦情から。「月蝕」の日には、日没前に満月が昇っている事なんて、絶対あり得ないから。(オリジナルのイタリア版『おとなの事情』ネタバレあります)
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







オリジナル版も見ています。コメディではありましたが、ある意味とても恐ろしいサスペンスでもありました。

そして日本版。おおまか設定は同じ。三組の夫婦と、独身男の7人。電話やメールが届いたら、オープンにすること。

細かな設定も共通のことが多いです。そのなかで、日本版だけの設定もありましたが、もとのプロットが秀逸だったんだなとよく判る映画でした。

「スマホ」という道具に、日ごろどんだけ依存しているか、そして個人の「秘密」がどれだけ詰まっているか、ということが改めて判ります。自分の「うつし鏡」を無防備に晒すなんて、私なら絶対に無理。

イタリア版と大きく違うのが、「幕の引き方」と「7人のつながり」。このつながりの「コーンビーフ」が必要だったのかは、よく判りませんが、オリジナルにあった余韻は無い。この余韻は、「月食の夜の魔法」が生み出していたと思います。

と、比較ばかり書いてしまったが、設定は面白いので、それなりに楽しめました。でも夫婦で見ることは絶対おすすめしません。

もひとつ苦情。月食は「あんな風に」真っ暗にならずに、赤っぽくなります。そして、終わるときに、ダイヤモンドリングっぽいものは見えません。それは皆既日食。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。