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[コメント] Away(2019/ラトビア)

「アニメーション」という手段は、そこにいくらでも自在に思いを詰め込むことができる。細部にまでこだわる事もできるし、時には詰め込みすぎと感じるものもある。逆に「必要なものだけあれば、他にはいらない」そう感じた本作です。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







2回見ました。楽しかった。美しかった。少年、黄色い小鳥、黙々と歩む亀、そして忍び寄る巨人。そこにはセリフなど必要なかった。

最後、滝から飛ぶときに、一度戻ってからUターンして助走をつけて飛ぶ。その時に俯瞰せずに、少年だけを追いかける視点で描いたときに、私の気持ちも高揚しました。

あ、必要じゃないものありました。「日本版公開エンディング」本当にこれが、見終わった後の余韻を粉砕してしまう。1度目に見たときは驚愕し、2度目に見たときは憤慨しました。

ピクサー映画『インサイド・ヘッド』の日本語版でも、開始前にドリカムの歌がフルコーラスで、本編に無関係で流れるので、映画を待ってる子供たちがジレてたのを思い出した。

「作者メッセージ」はよかった。だから、本編で流れるBGMをバックに、日本版製作のスタッフロールを1分ぐらい流して、作者メッセージでFINでいいのにね。

(評価:★5)

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