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[コメント] ウルフズ・コール(2019/仏)

久々の潜水艦もの、それも現代のフランスというのが、結構新鮮です。ただ、少々消化不良でした。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







主人公の、黄金の耳を持つ「靴下君」。彼と二隻の潜水艦が遭遇する、「狼の歌」と呼ばれる謎の潜水艦。この「狼の歌」の策略にはまり、第三次世界大戦勃発の危機を招く、というストーリー。

まず、「敵」がどこの国なのか?というところ。これが「ロシア」と見せかけて、というのは、工夫を感じた。肝心の「敵潜水艦」との直接対決がなかったのが残念。後は、二隻の潜水艦同士の「攻防」がメインとなる。

ここなんだが、原子力潜水艦のほうは、一度作戦を決めたら、あんな風に、連絡を絶って、作戦変更を受け付けないものなの?そこが見ていて「?」と思ったが、そこからの「味方同士の戦い」、葛藤、二人の艦長、そして大将の的確な行動。なんとしても作戦を遂行したい者と、作戦を止めたい者の息詰まる攻防。なかなか見ごたえありました。

しか〜し、主人公がダメダメ。尿検査で「薬物」って。こういう映画で、そんな展開って。あの彼女とのラブシーンもいらん(いや、いる観客もいるのか)。これがかなりこの映画の評価を下げてる。

(評価:★3)

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