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[コメント] マリッジ・ストーリー(2019/米)

よく練られた脚本に加え、スカヨハとアダム・ドライバーの最高の熱演。二人のオスカー主演賞ノミネートも納得です。ですが、ローラ・ダーンの助演賞受賞は逆にびっくりです。もっと他の作品で獲らせてあげたかったね。
プロキオン14

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助演賞のことは置いといて。まずは二人の主演俳優。『ジョジョ・ラビット』で、「スカヨハ史上、最高のいい女」と評したが、軽く上回ってしまいました。このスカヨハなら惚れるし、ケンカしたくない。そしてドライバーだが、「カイロ・レン」の時には、どうにも微妙だったりするのだが、それ以外の映画での上達をずっと見てきたので、今回の熱演も納得です。終盤の「言い争い」のシーンは安易な言い方で申し訳ないが、「鳥肌モノ」でした。

そして、「弁護士」「裁判」というものは、なかなか日本人には理解しがたい部分が多く、今までも映画の中で繰り広げられる「闘い」に、ハラハラさせられてきたし、「やりすぎ」じゃないの?と思うことも多かった。今回はその「やりすぎ感メガ盛り」で、二人が離婚に「本当に必要だった事」はそっちのけで、「勝ち・負け」を決めるためのマウント取りに終始する。それに「LAは広い」というのがLA組にとって、NYにマウント取りしてる気がするんだね。きっと私も思ってるな「東京は慌ただしすぎ。比べて名古屋は住みやすいよ〜」的なこと。

置いといた助演賞の話。時々「その映画で賞獲っちゃうの?」と思う時があります。ニコール・キッドマン、ジュディ・デンチとかもそうだし、今回でいえばブラピがまさにそう。個人的な意見だけどね。ローラ・ダーンに私が賞をあげるなら、『わたしに会うまでの1600キロ』か『遠い空の向こうに』かな。

(評価:★5)

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