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[コメント] パリの家族たち(2018/仏)

100%母親映画。原題直訳は「母の日」。映画も邦題を私が作るなら『パリの母親たち』か『パリの母の日』か。とにかく「家族」でも「女性」でもなく、「母親」の映画。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







だからといって面白い映画だというわけではないが、「母親」というものを色々な立場や視点で描いた映画。フランスの女性監督らしい作品だ。

特筆はフランスの「女性大統領」が在任中に「母親になる」という、かなりのびっくり内容。そうなった時に国民は、支援者はどう見るか?そして本人はどう考えるかという、意欲的なシークエンスでした。

しかし、やっぱり登場人物が多い。その多い登場人物が誰が誰だか判らないうちに、どんどん話が進んでゆくので、かなり置いてゆかれたのも確か。そして男たちは添え物?

面白かったのは「母の日」の成り立ちについての講義。みんなそれに「うんざりしてる」?

あと、三姉妹は母の日のレストランで、実母を置き去りにしたのにびっくり。あれは「施設」に入れてしまうという話なんでしょうか?迎えに来たのは施設職員?

その三姉妹の末娘の大学教授、母の日の講義していた女性。彼女がなぜ「こんな」なのか、判らない。年下の恋人といい関係に見えるのに、「子供を作ろう」を頑なに拒む。そのほかにも、授乳する女性に対しての「敵意?」は、ドン引き。自身の母親を見ていて、そう思ったのか?とにかく「主張が強すぎる」、それは監督の写し鏡なんでしょうか?

(評価:★3)

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