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[コメント] メイズ・ランナー:最期の迷宮(2018/米)

せっかくだから、ちゃんと3作全部見たが、もう設定やら世界観がグダグダで。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







第1作からグダグダではあった。冒頭に最初の謎として登場する「巨大な迷路」。これの存在の意義も、意味も、なにもかも広げた風呂敷から零れ落ちていった。

最初はなぞの迷路、そして突然EVで送られてくる、記憶を消された若者たち。いったいどんな深い謎が隠されているのか?そして迷路の攻略は?手に汗握る映画、のはずだったが、途中出てきた性格悪い男が、脱出前に死んだはずなのに、迷路を抜け出た先にまた現れた。これで「迷路を抜ける意味」がなくなった。そしてある意味「一作目の裏切り者」は、またここで死んだはずなのに、この第三作にまた登場した。彼も、もうひとり「二作目の裏切り者」の女も、彼らのせいで仲間は死んだのに、平気なんだろうか?「間違えることもあるよ」だって?

今作に話を戻すと、謎の組織WCKDが結局何のためにずっと研究していたのか、もう過去作とつじつまが合わない。先後の「ラストシティ」は、二作目の「砂漠の中の施設」とは別だよね。マッドマックス的なロケーションだったのに、いきなり鉄道は走っているし。それに「反乱軍」みたいな連中は、シティを「破壊する」意図がわからん。もう世紀末だ。

最後の切り札は、結局トーマスでしたって、手抜きとか、ご都合だよ。まるまる6時間を無駄にした。パトリシア・クラークソンのようなベテランまで登場したのに。もうこの「アラ」をいちいち挙げてたら、腹立つから、この辺でやめておく。

二作目から登場したホルヘ(黒人のおっちゃん)とブレンダ(感染してたけど、治った娘)が、話を引き締めてくれてたのが唯一の救い。

余談:ニュートを演じた青年は、『ラブ・アクチュアリー』でリーアム・ニーソンの息子を演じた男の子だったか。あの映画は泣けたのに。

(評価:★2)

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