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[コメント] スター・ウォーズ 最後のジェダイ(2017/米)

記念すべきシネスケ1300本目の投稿は「SW8」に捧げたのですが、かなり消化不良でした。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







なんというか「SW」ってこんな映画だっけ?という、狐につままれたような不思議な感覚でした。いろいろ出来事はあったが、まず「どこに主観をおいたらいいのか」という点で、主人公であるべきレイが、ほとんど別行動だったために、なかなか気持ちを合わせられなかった。もう少し中盤で、仲間たちと合流すべきでした。ならば、準主役的な役割をもらったフィンだったかといえば、そうでもない。フィンはレイに気持ちを寄せているのではと私は思っている。しかし傍にはレイはいない。なぜはそばには、ローズというアジアンガールがいる。もうひとり、「動く人」ポーかと思えば、結果的にトラブルメーカーの役割を負わされた。消去法でカイロ・レンにあわせて見ていた気がする。

そのカイロ・レンが、すさまじく微妙だ。「7」では「青二才」だったが、演じるアダム・ドライヴァーという俳優が、かなり成長をしていくのを見てきたので、実は期待していた。青さは消え、貫禄も出てきた。そしてレイとテレパシー?で会話するあたりで「ラブストーリー?」とか思えてきた。それを期待していたわけではなかったが、そんな一面もあってもよかった。で、スノークとの場面での「共闘」には、胸が躍った。赤兜の連中を倒してゆくところは、すっきりした。そこまでやったのに、何で?そうなるの?

他のコメンテータの方と同じく「アムロとララァ」を思い出した。それならフィンとローズは「カイとミハル?」。まぁガンダムは置いといて、あまり評判がよくないみたいなローズ。私はそれほどでもなかったが、キスはいらない。ぶっちゃけローズが若い女性である必要もない。旧シリーズではほとんどいなかったと思う黒人やアジア系俳優(パドメがゲイシャみたいとは思ったが)がこんな形で登場し、こんな展開になるなんて、「迷走してるな」と感じた。

そして、やはり触れないわけにはいかない、「ルークとレイア」。もう「レジェンド」の二人。ルークは夕日の差込む惑星での登場のシーンは、シビれました。カイロ・レンとの直接対決は、かっこよかったですが、「フォースってそんな力だっけ?」。レイアは、革命軍のリーダーという役目を背負います。でも吹き飛ばされた後、自力で戻ってきます。「フォースってそんな力だっけ?」。どちらにしても、二人は「老いた旧世代の登場人物」との側面もあって、ならば二人は「特別出演」ぐらいの身軽さで、二人に頼らなくてもいいように、今の世代で映画を引っ張ってゆくべきだったと思う。

最後に「Memory of our princess」のテロップはちょっと泣けた。「9」はどうしよう。

なんか愚痴ってばかりだったが、「初代シリーズ」の、どストライク世代にもかかわらず、周囲が熱狂する中で、ほとんど当時は興味がなかった私。それでも「映画ファン」になってから、あらためてそのシリーズが巻き起こす話題に驚いています。盲目でもなく、色眼鏡でもなく、いち映画ファンとして、期待しつつも、いろいろピンと来なかったのは確かなことです。あまりまとまりがある文章ではありませんが、思うままに書き綴ったら、こんなに長くなってしまいました。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)まー けにろん[*]

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