[コメント] 空軍大戦略(1969/英)
テーマ音楽とこの映像。思い入れがある作品なのだが。
バトルオブブリテン。一つの史実を描くことには成功したと言える。それに、当時としては映像も迫力ある。戦闘機の空中戦のシーンは見事だ。スピットファイヤとメッサーシュミット、英独の名機のぶつかり合いは、見ものだ。爆撃シーンでは、やたらと家や車に命中するのはどうかと思ったが、爆撃被害を俯瞰して見る場面は、なかなかのものだった。
しかし、全体としてストーリーというか人間模様が薄すぎる。唯一、将校夫妻のベットシーンの場面に、人間色が出ていたのではないか。戦争の悲惨さや怖さを伝える悲しい場面もあるのだが、あっさりと描かれているし、ポーランド人の部分はもう少しユーモアを交えてもよかったのではないかとも思う。さらにドイツ軍が、優秀なのか冷徹なのか愚かなのかわかりづらい。ようするにメリハリがないのだ。
昔日曜洋画劇場なんちゃらで夢中になって観た映画なのでノスタルジー加点を入れてこの点か?
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。