サリーには惚れている私はまず、サリーの性格の悪さにビックリしたが、「そっか、サリーはこうやって成長したのか・・・。」と感心できた。しかし、マイクに関しては、もともと印象が良くないので、「こうやって成長したところで、不真面目社員になってサリーに迷惑かけるんでしょ・・・。」という考えが頭から離れず、気持ちが盛り上がらなかった。

マイクも色々努力してたんだな〜とか、サリーの活躍はやっぱりマイクあってこそなんだな〜とか、マイクの良い面を感じた部分もある。今作を先に見ていたらマイクのことを好きになっていたかも、とも思う。でもダメなんだよ、やっぱり「ここで成長したってどうせ・・・」って思っちゃうんだよ。

そして、話がよくある「イケてない学生が奮闘するアメリカ映画」へと展開していったのもちょっと・・・。見たことがないものを見たくてピクサーの作品を見に来たのに、天下のピクサーでも学園ものだとそのパターンを取り入れざるを得ないの？と思うと少し寂しいというか。

しかし、もちろんさすがはピクサー、よくある物語とは言え高水準の作品であるのは間違いなく、着地の仕方も見事。マイクのことが好きだったら☆４もあり得ただろうが・・・。

☆３止まりでごめん。前作でマイクを好きになれなかった私が悪い。でも、好きにさせてくれなかったピクサー側もちょっとは悪いと思うよ。