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[コメント] プリンセス トヨトミ(2011/日)

男のロマンなのは良いが、女の気持ちは完全無視。性同一性障害がこんなにも蔑ろで良いのか。
カルヤ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







私は女だが、男のロマンが結構好きである。本作は、男のロマンの映画である。

しかし、その男のロマンを表現するに重要な人物は、体は男の子だが心は女の子である。そして、そのことはほぼ無視されて物語は進んでいく。

王女を守るべく、ひとりで暴力団事務所に乗り込むことになる彼女。彼女が男なら「おぉっ!ついに勇気を出したか!!がんばれー!!」ってなもんだが、彼女は女の子である。よって見ている私の気持ちは「女の子に何させてんだよバカー!!」である。

最後、取ってつけたように彼女の父は「男でも女でもええ」と言うが、王女を守る使命を与えられたことに変わりはない。王女を守るなんて最上級の男のロマンではないか。女がそんなこと言われても「あ、はい、頑張ります・・・。」ぐらいのテンションだ。女の気持ちが全く分かってない。

結局性同一性障害は、わかりやすいイジメの理由にしかなっていないと思うのだが。原作ではこの設定は活かされているのか?

(評価:★3)

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