[コメント] アポカリプト(2006/米)
すごい映画だ。文句なく興奮した。だけどやっぱりメル・ギブの思想がちょっとひっかかる。
言うまでもなく、メル・ギブソンは敬虔な、というか狂信的なところがあるキリスト教徒である。原理主義者といってもいい。そういう人が監督した映画だから、ラストシーンで「まさか西洋人の上陸、キリスト教の伝播を、現地人にとっての福音として描いてるんじゃ…」とちょっとぞっとする。主人公の「新しい始まり」は、彼らキリスト教徒によってより完膚なきまでに破壊されるわけで、そこのところをどう考えてるのかがよくわからない。
こんな余計なことを考えざるを得ないのも、メル・ギブの例のユダヤ人蔑視発言とかを知っちゃったからで、映画を楽しむのに製作者の思想信条を知りすぎるのも考え物だなあ、と思う今日この頃なのでした。
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