コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 突入せよ! 「あさま山荘」事件(2002/日)

凄いリアルな作品。あの事件を巡って、裏ではこんな事が起こっていたのか。と思わせられる。そう言う意味では貴重な映画だと思う。思うんだけど…
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 佐々淳行による実録に極めて近い作品を映画化したもの。この事件が起こった当時私はまだ幼稚園だったはずだし、このような事件自体覚えてはいないのだが、当時の抗争は非常に興味がある。結構この時代についた作品は本で読んだ。特にこのあさま山荘事件については連合赤軍メンバーで、あさま山荘に立てこもった当の本人坂口弘が描いた「あさま山荘1972」も読んだし、この前の「プロジェクトX」も見ている(残念ながらこの映画の原作は読んでないから片手落ちなのかも知れないけど)。

 それで出来は…

 何が悲しくて延々と会議風景見なけりゃならない?リアルって言ってもこういうリアルさはなるだけ少なくして欲しいとも思ったりする。特に実生活で会議会議が続いているもんで、ああ言う会議風景見るだけでも嫌になって来るんだが…

 結局ストーリーの半分近くは会議室の中の話で、長野県警と警視庁の派閥争いに終始し、肝心な山荘への突入も極めて分かりづらい。

 カメラワークも同じ場所から同じものをずーっと撮るばっかりでメリハリが無し。

 歴史的な資料と言うなら意味があるだろうが、映画にする必要性があまり感じられないのが致命的。こんな事ならテレビ番組で“実録”をやった方が刺激的ではなかったか?観方にもよるだろうが「プロジェクトX」の方が面白いように感じるのもねえ…

(評価:★2)

投票

このコメントを気に入った人達 (5 人)ボイス母[*] HW[*] TOBBY[*] 氷野晴郎[*] ジャイアント白田[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。