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[コメント] トラフィック(2000/独=米)

それぞれ現実的に麻薬と絡む大人達が主人公の作品。だけど、その背後にはしっかり子供がいるんだよ。と言うメッセージ性もあるんじゃなかろうか?
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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 出来は感心できる。複数の視点で淡々と現代のアメリカとメキシコの麻薬の状況が描かれ、それらが時として接触したり離れたりして、別々のエンディングに向かう。あれだけの内容をあの時間に、しかもすっきりとまとめられている。スティーヴン=ソダーバーグ監督の力量には素直に感心できた。

 この作品での面白いところは麻薬に絡んだ三つの物語が同時進行し、絡み合っていくところなのだが、色遣いが非常に上手いという事。黄色、青、赤っぽさと、それぞれのストーリーと符合していて、見た目ですぐにどのストーリーなのかがよく分かるところがポイント。

 それで色分けされた個々の物語はそれぞれ分かりやすくはあるんだけど、今ひとつまとまりがない感じ。麻薬というキー・ワードだけでくくってあるのか?と思ったら、もう一つキー・ワードがあった事に気付いた。

 子供の使い方だ。この三人、必ず子供に絡んでいる。

 分かりやすいのがダグラスで、モロに子供が麻薬に溺れてるところを映してるんだけど、ゼタ・ジョーンズとデル・トロの話には直接子供が出てこない。だけど、ゼタ・ジョーンズのお腹には赤ちゃんがいるし(実生活だとダグラスの子供ってことになるな…)、デル・トロの話だと、最後に彼が要求したのは、子供用野球場のライト。 

 キャラに関しては、好みで言えば、妊婦のゼタ・ジョーンズの強さの演技が光る。で母は強い(笑)しかし、一方では競演で実生活での夫のマイケル=ダグラスの情けなさが良く出てもいた。『危険な情事』あたりからそう言う役ばかりのような気がするが…それと勿論デル・トロのセクシーさも忘れちゃいけない。それぞれの主役がきちんと時分の役の個性を活かして演じていたよ。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)JKF[*] Kavalier けにろん[*]

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