[コメント] 姿三四郎(1977/日)
やっぱり黒澤明のを観てからだと、色々アラは見えるけど、でもこれが喜八節!
姿三四郎の映画と言えば、どうしても黒澤明の方を思い出してしまうのだが、こういう人もちゃんと作っている。黒澤版の二作を一作にまとめているし、ちゃんと監督らしい演出もなされているので、喜八節が好きな私としては充分楽しめた。
黒澤版が柔道というものを通しての心の成長が描かれていたのに対し、こちらは青春映画と言った面持ちで、その分娯楽性が高く仕上げられているし(特に田中邦衛が“らしく”て、それだけで好感を持ってしまう)、柔道での対決シーンの見応えも、コミカルながらなかなか魅せてくれる。
主演を三浦友和にしてしまったため、ちょっと姿三四郎が軽くなり杉って感じもするが、監督の雰囲気が好きな人にはお勧めできる。
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