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[コメント] 依頼人(1994/米)

この二人の関係って疑似親子と言うより疑似恋人に近いのかな?
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 現代法廷小説の第一人者であり、書いた小説が次々とベストセラー&映画化されるジョン=グリシャムの作品を映画化した作品。出来はグリシャムらしい意外なストーリー展開と、面白い設定、法廷劇としても見所はある。ただ、私はグリシャム物の法廷劇はあんまり好きじゃない。切実さに欠けると言うか、特に映画になるとアクション偏重になってしまい、肝心の法廷劇があっさりと流されてしまう。

 法廷劇で子供が主人公というのは他で見られない面白い設定だが、この子供もただのガキじゃない。頭の回転が非常に速い上に度胸も据わってる。世の中をちょっとひねて見ているようだが、これだけ頭が良いんじゃ肉体と精神のバランスが取れないだろうから、こうなってしまうのも仕方ないか…レンフローの演技は結構巧く、最初のシーンと終わりの方のシーンでびびって子供らしいそぶりを見せる、その見せ方も良いし、普段の大人っぽい仕草もきちんとはまっている。サランドンも上手いけど、子供に食われてしまった感があり…  それに終わり方があっさりしすぎていて観終えてから、あんまり心に残らない作品なんだよな。

(評価:★3)

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