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[コメント] トラック野郎・爆走一番星(1975/日)

話自体は結構まとまってるのですが、前回に増して排泄物ネタが多いので、それでどうしてもマイナスになってしまいます。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 第1作御意見無用のヒットを受けて急遽作られた第2作ではあるが、正月用に作られたお陰か、勢いは止まらず、1976年邦画興行成績7位と、前作を上回るヒットを記録する。  出来そのものは前作に輪をかけたごたまぜ作品で、話はあっち行ったりこっち行ったりと迷走するし、出てくるキャラも多い。まるでお祭り騒ぎだ。

 だけど、一作目よりは遥かにすっきりした印象を持つし、キャラは多くても、それぞれにきちんとフォローも入れてる。それにシリーズ中最も話が叙情的で、ド演歌的演出が映えている。トラック野郎には冬の風景がよく似合う。

 キャラ立ちも良い。金造に恨みを持っていて何かと突っかかってくるボルサリーノ2役の田中邦衛は良い役どころ。バキュームカー運転手という設定の加茂さくらとその相棒のラビット関根(当時)の掛け合いもピンポイントだけど良い役演ってる。前回は出てきただけって感じだった由利徹も少しずつキャラ立ちしていたし(今回はカメラマン。訛り丸出しで桃次郎の見合い写真撮ってる)。その分メインの桃次郎の恋愛がかなり脇に押しやられていて、最もキャラ立ちしてないのがマドンナ役のあべ静江だっていうのが問題でもあるんだけど(笑)

(評価:★3)

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