コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 紅の流れ星(1967/日)

まだ渋さが出る前の渡哲也の貴重な一本。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 『赤い波止場』を監督自らがセルフリメイクした作品。実はオリジナルの方を観ていないのでなんだが、とてもバランス良く仕上げられた作品に仕上がってる。

 当時流行の無国籍ものとして仕上げられているが、それが陳腐な展開を上手くカバーして、どこかおしゃれでスタイリッシュな物語っぽく仕上げられているし、日活アクションの集大成とも言える演出がなかなか。

 何よりキャラが上手い具合にはまっている。

 80年代以降の渡哲也は渋さが増してどこか大人物っぽくなっていったが、この当時はまだまだチンピラっぽい役も上手くこなすし、その中でもちゃんと彼らしいオーラを見せつけてくれている。

 バランスがとても良い作品なので、ちょっと眺めてみるだけでも充分楽しめる。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。