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[コメント] タッチ 背番号のないエース(1986/日)

一個の映画としてはOKですが、原作読んだ人には許せない作品です。これは作った事自体が失敗だったのではないでしょうか?
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 当時一番人気だったあだち充による同名漫画を一旦TV版としてアニメ化。大好評放映中に劇場版として制作されたのが本作。TV版との差別化を図るためか、基本的にストーリーを踏襲しながらも新機軸を盛り込んで作られているのが特徴。

 原作、TV版との最も大きな相違点は最後に死んだ和也の代わりに達也がマウンドに立つという演出。これこそが「背番号のないエース」という副題の意味であり、物語の肝とも言える。

 ただ、この点に関しては流石に賛否両論。

 一個の物語としてすっきり終わらせるにはこういう方法もあっただろう。それに、原作でこのシーンはあまりにも意外で、読んでいてポカーンとするしか無かったシーンだったが、TV版では既に終わっている部分だったので、映画版観に行くような人は全部分かっているはず。という前提に立って言えば、これもありだろう。

 しかし、知っているからこそ、こういう改編は許せないという人の方が多かったのも事実。悲しみの余韻が全然無くなってしまい、最後が妙に浮かれて終わってしまう結果になった。

(評価:★2)

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