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[コメント] すばらしき世界(2021/日)

役所広司のすばらしさを再確認し、仲野太賀のすばらしさを知った。
なつめ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







なんとはなしの予感を抱きながら観ていたので、そのタイミングがどこなのかという緊張と、もう一つの懸念である三上の沸点の低さがまた何かやってしまうかもしれないという緊張でずっとハラハラドキドキしていた。

身元引受人である弁護士は神様かと思えるくらいの人だったけど、三上が電話したとき孫の誕生日だからといってまたにしてとアッサリ応対する。たぶん、それくらいの適当さでいたほうが長い目で見たら無理がないし正直な対応なのだ。また、スーパーの店長も驚くくらいの率直さで三上に愛情をもって切り込む。そして、あきらめない。すごいなあと感嘆した。

三上が出てきた最初の頃は、照明のあてかたが顔に影がクッキリあらわれるような映しかたで、それが次第にあたたかい色合いで陰影がおだやかな感じに変化していった。彼の心象のようでとても印象に残った。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ゑぎ[*]

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