氷野晴郎さんのコメント: 投票数順
ゾンビ(1978/米=伊) | “デパートのっとり映画”である。限られた空間でしか扱えない貨幣価値、無為に費やす時間という空虚感・・・。極めて“純粋な存在”として描かれるゾンビと、醜い部分をさらけ出す人間との対比。社会的弱者とされる黒人や妊婦の奮闘。深読みするほど奥の深い作品だと分かる。これは倫理観を強く訴えた映画なのだ。 | [投票(9)] | |
ワイルドバンチ(1969/米) | ミニガン鬼強ぇぇぇ! [review] | [投票(6)] | |
ハウルの動く城(2004/日) | 視聴率稼ぎに起用された<犬>が邪魔くさかった。夢というか精神分裂症の幻想化。 [review] | [投票(4)] | |
アルゴ探険隊の大冒険(1963/英) | ギリシア神話の雰囲気が上手に醸し出されています。意図的に用いた青銅の巨人タロスのギコチない動きには大賛成です! 何よりもスケルトン軍団は必見(『ハムナプトラ』より遥かに優れる)。気が遠くなるほど手間をかけたコマ撮りは伝説のシーン。 | [投票(4)] | |
カサンドラ・クロス(1976/独=伊=英) | 人類が直面するであろう最大の敵とは、環境破壊でも戦争でもなくウィルスである。感染させられたときに使われる効果音もよい。脚本で褒めたいのは→ [review] | [投票(3)] | |
サンゲリア(1979/米=伊) | 観客が求めてるのは何か、監督が撮りたいものとは何か、それをストレートに表現している。ばっちいメイクアップには花丸をあげたい。 [review] | [投票(3)] | |
ラスト サムライ(2003/米=ニュージーランド=日) | セックス俳優のトム、ニュージーランドの日本村、派手な忍者、「戦国武将の格好」をしてる維新志士。製作陣の(想いとしては)やってることが真面目なだけに、視聴者との“微妙なズレ”を笑って楽しめる珍作だ!! [review] | [投票(3)] | |
ダイヤルMを廻せ!(1954/米) | 私は推理マニアでないので、本作が一級品であるかどうか分からない。だから本来は採点するべきではないのかもしれない。ただ、映像技法として後世に与えた影響、サイコや鳥に比べてそのパンチ力が弱かったのは確かである。 [review] | [投票(3)] | |
家(1976/米) | 『シャイニング』の縮小版にして夏バージョン。屋敷系では『たたり』と並ぶ名作。ストレスが溜まっていく親父、老けていく伯母、老婆をひた隠しする妻、意味深な運ちゃん。外界からシャットアウトして生きていくのはダメなんだっと。 [review] | [投票(3)] | |
風の谷のナウシカ(1984/日) | 明るかったり、子供ぽかったり、弱みをもったり、人間味あるヒロインが多いなか、大人で芯が通ったヒロインというのは案外と珍しい気がする。あまりにも立派過ぎるので彼女としてお付き合いしたくないタイプ。 | [投票(3)] | |
シンドバッド黄金の航海(1974/英) | 女奴隷マリアンヌの美貌にうっとり。しかもセクシーな衣装。せっかくだから、もう少し彼女の存在意義を際立てた方が良かったのでは?・・・。 | [投票(3)] | |
時をかける少女(2010/日) | ある日、天(井)から少女が降ってきた・・・ [review] | [投票(2)] | |
天城越え(1983/日) | 石川さゆり [review] | [投票(2)] | |
ピンク・フラミンゴ(1972/米) | 真性なのか定かではないが、役者さんたちの屈託のない表情と素で演じているとしか思えないほどの演技力がもっとも評価されるべき要因である。時々ピントのずれた構図や揺れたカメラワークでさらにアングラぶりが強調されている。 [review] | [投票(2)] | |
クレオパトラ(1963/米) | どろどろしたメロドラマを2部作にわたり見せ付けられた。映像芸術としても史劇・文学的にしても、訴えるメッセージとして結局何を残したかったのだろうか? [review] | [投票(2)] | |
新・平家物語(1955/日) | まるで自分までその時代にいるのではないかと錯覚してしまう、圧倒的な“空気”。心の慟哭、台詞回し、熱意ある演技、セット、衣装、音響、人海戦術。総てがパーフェクトで魅入ってしまう。新・平家でこれ以上のものを創ることなどできようか。 [review] | [投票(2)] | |
乱(1985/日) | 殿様一人倒すために、だーれもいないところに発砲&火矢浴びせすぎ。一体君達はどこを撃ってんのさ。おそろしくお馬鹿。そんな愚弄ぶりも原田美枝子の存在感が帳消しにしてくれた。 [review] | [投票(2)] | |
一番美しく(1944/日) | 「軍神につづけ」の標榜が物語る背景.... [review] | [投票(2)] | |
地獄変(1969/日) | 衣装、舞台背景、おどろおどろしさ。どれも卒なく描かれていると思う。 | [投票(2)] | |
天国と地獄(1963/日) | 財産を投げ打った権藤の犠牲もすごいが、ワンシーンの撮影のために2階を壊された家族の犠牲もすごい。 [review] | [投票(2)] |