それは汗と涙。

特殊部隊ディープ・アイズの連中は一滴たりとも汗をかいていなかった。軍隊＝汗くさい、この方程式をなぜスクエアは忘れてしまったのだろう？

アキが泣くシーンが２箇所ある。しかし、涙を流していない。これじゃあ松田聖子の嘘泣きじゃないか！　これで幻滅。

スクエアが大金をかけてシミや毛穴まで描いても、Ａ．Ｉ．のデイビッド君やレプリカントのように血が通ってない感覚をいだかせてしまった敗因はそこにあるのではないだろうか？

この映画で汗か涙を一滴でも見たと言う方がいらしたら一報下さい。

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01.10.12追記

◆「ガイア理論」は、ゲームＦＦ７でも提唱済みのテーマ。スクエアはそうまでして世界に認知してほしいキーワードだったのだろうか？

◆主役２人の魅力無さも勿論だけど、脇役陣も個性の欠片も感じない。ブシェーミも声優として参加しているがまこと勿体ない。

◆中途半端なリアルさを求めるより、いっそのことＦＦ９やＦＦ６以前の中世風テイストの方がＣＧを使った意義があったんじゃないだろうか？

だが、既にやり直しはきかない。もはや製作費１５７億円は返ってこないのだ。スクエアは”ファンタジー”という言葉の意味を勉強し直す必要もある。 ＦＦ１１のＣＭには申し訳なさそうに坂口氏が出演している。