[コメント] ゴジラ(1954/日)
「ちくしょー!ちくしょー!ちくしょー!」
東京を火の海にし、東京湾を闊歩するゴジラに対して、為す術もなく見守る都民がこの災厄にぶつけた言葉だ。
この言葉が向けられているのは、”アメリカ”による無差別「東京大空襲」という悪夢の追体験。そしてまた”アメリカ”の中部太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁による「水爆実験」に対する抗議というダブルミーニング!
これほどまでに志の高い怪獣映画は最初で最後であるが、俺は敢えて対アメリカとの戦争映画と捉えた!
これに対して、エメリッヒ版『GODZILLA/ゴジラ』は、フランスに責任転嫁し被害者ぶっている。常にこういう姿勢のアメリカに、みんな虫酸が走らないか?
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