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[コメント] 東京ゴッドファーザーズ(2003/日)

奇跡のストーリー
アルシュ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







まぁ、見ていれば奇跡・・・というより天文学的な偶然の積み重ね。

さて、どの位の確率で成り立ったストーリーかというと・・・。

●停まった電車で反対方面の車内でミユキがガラス越しに父と鉢合わせになる確率

 = 1/5,200,000(山手線では1日に約520万人の利用者が居る。)

●ギンちゃんの家庭崩壊の一因となった借金取り立て人がパーティーに居る確率

 = 1/12,000,000(東京の総人口約1200万人という事で)

●袋叩きにされて、保護されたオカマバーが元居たハナちゃんが働いていたバーの確率

 = 1/138,000(東京では人口1万人当たり飲食店軒数115件ゆえに)

●救急車が自分の居るコンビニに突っ込んでくる確率

 = 1/670,000 (東京の年間の事故件数は約5万5千件、1時間あたり6件程起きている計算。その場に居合わせる確率として)× 1/4,900 (東京にある救急車の台数は約200台。東京にある自動車の台数は410万台なので、その事故車が救急車である確率)

●ハナちゃんの手当のために行った病院で実の娘が看護婦をしている確率

 = 1/100,000(日本の正看護婦と准看護婦の数は約86万人、東京だけで約10万人)

●ギンちゃんの娘と名前が同じ”きよこ”だった確率

 = 1/2,000(これはてきとーです)

●赤ちゃんをさらった偽母・西沢幸子と鉢合わせした確率

 = 1/12,000,000(東京の総人口約1200万人という事で)

●逃亡者を追いかけるために乗ったタクシーが前日乗車したのと同じ確率

 = 1/50,000(法人,個人あわせて約5万台が運行)

●宝くじの当選番号が11組111111になる確率

 = 1/3,000,000(当選数は決められているので、1000万枚に対して3枚が当選と仮定して)

●宝くじの1等賞が当たる確率

 = 1/3,000,000(これは上と同じ)

●幸子が飛び降り自殺しようとしたデパートの隣が、旦那が住むマンションの確率

 = 1/500(東京の世帯数は約470万戸、まぁ事件がその近くだった事も考慮して)

●デパートの垂れ幕に強風が吹き付ける確率

 = 1/2,000(これはてきとーです)

●病院でミユキの父と鉢合わせする確率

 = 1/12,000,000(東京の総人口約1200万人という事で)

・・・と言う事で全てを積算すると、この物語が起きうる確率

 = 1/36,638,652,016,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000

これを漢字に直すと  三百三十六無量大数 三千八百六十五不可思議 二千十六那由多 分の一

だいぶアバウトですが、まぁとてつもない数字になってしまいました。

それだけこの物語は”有り得ない”話です。

最後にこれだけは言いたい。「赤ちゃんがかなりキモイ!」んですけど。

(評価:★3)

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