[コメント] サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS(2001/日)
突拍子もない設定のせいで、邦画界では決して高い評価を得る事はないだろう。ドタバタコメディー調のせいで、辛口コメンテーター達の格好の標的になるだろう。しかし・・・
しかし、泣けた。
彼は口べたで自分の感情を上手く表現する事が苦手らしい。・・・本当は君以上に本心を表現している人間はいないというのに・・・
嘘をつきたくてもつけない男、私は平気で嘘をつく。遅刻の言い訳を考えるし、ずる休みの理由を考える。人は生活していく上で多少の嘘は必要だろう。相手を慮っての優しい嘘もあるじゃないか。
劇中で寺尾聡扮する医者が言っていた。「自分につく嘘が哀しい」と。そう、私の「嘘」は自分につく哀しい嘘ばかり。もし自分がサトラレなのだとしたら、なんて恥ずかしい人生を送ってきたのかなあ。
PS,《ペペロンチーノ》さんのコメントの中にある身障者の方の素直な感想に単純にショックを受ける。この映画を見て、そういう角度からモノを見れる立場の人が居て、それを受け入れて来なかった我々が居る。
PS、《ペペロンチーノ》さん、勝手な引用をして申し訳ありません。
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