[コメント] 明日への遺言(2007/日)
「無差別爆撃」への批判精神は途中から薄らぎ、「信念の人」を描くことで一杯一杯になっていく脚本の挫折が見てとれる。回想シーンを一切差し挟まないスタイルは潔いが、画的に起伏がなく映画的には失敗している。レビューは「勲一等旭日大綬章」って
冒頭のナレーションにもあったが、米空軍はカーチス・ルメイ将軍を第21爆撃集団司令官に就任させた。軍事目標に絞った前任者を更迭し無差別爆撃論の男を対日戦に送り込んだ。
後に空軍参謀総長にまで上り詰めた彼は「北ベトナムを石器時代に戻してやる」と発言し北爆を推進した。
退役する前年には日本航空自衛隊創設時の戦術指導に多大な貢献があったとして、日本政府より勲一等旭日大綬章を授与された。
叙勲に際して、真珠湾の源田実議員と小泉防衛長官(純一郎総理の父)の絶大な推薦があったという。
信じられないが、戦後の日本はそこまでして・・・・・・・・
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